便利なツールを見つけたので、その手順をまとめてみました(Windows上からの作成です)。
iso→USBメモリ 書き込みツール
USBメモリにブートできる形でファイルを書き込むには、ただ書き込むだけではなくブートローダーも書き込める物が必要です。OSのコマンドを使ったり、ツールも色々あるようですが、YUMI Multiboot USB Creatorがお勧めです。※リンクこのツールは、様々なブート可能なUSBメモリを作成でき、Linuxの色々なディストリビューションや、Windows、各種ツール等も対応しています。
YUMI Multiboot USB Creatorの使い方
I Agreeで次へ
Step 1:USBメモリのドライブを選びます。Show All DrivesはHDDを含めた全てのドライブを表示してしまうので、チェックしないほうがいいかもしれません。
※設定をした後に、それより前のStepの内容を変更すると変更したStep以降の設定がクリアされるので注意が必要です。
Step 2:次に、何のブートUSBメモリを作るか選択し※Download the iso (Optional).のチェックを入れると、ブラウザでisoファイルのダウンロードも出来ます、Step 3:isoファイルを指定しCreateをクリック(下でいくつか個別に解説します)。
USBメモリが上書きされることへの注意と確認メッセージが表示されるので、間違いが無ければ”はい”をクリック。
このようなウィンドウが出て、USBメモリにファイルが書き込まれます(途中コピー進行を示すウィンドウや7Zipの解凍ウィンドウが出ることがあります)。
終了すれば、Nextをクリック。
このツールは、1つのUSBメモリに複数のisoファイルを入れてマルチブートにすることが出来るので、追加をするか聞かれます。”いいえ”を選べば終了します。
(複数のisoを入れている場合、メイン画面のView or Remove Installed Distros?にチェックを入れると、USBメモリ内にセットしてあるisoファイルを選択して削除することも出来ます。)
Finishをクリックして終了します。
これが、一連の操作になります。
Windows XPの場合
インストール対象のPCにUSBメモリをセットして、BIOSでUSBメモリからブートするように設定し、起動します。
するとUSBメモリからブートプログラムが読み込まれ、このようなメニュー画面になりますので、Directly Bootable ISOs or Windows XP ->を選択し、Enterキーで決定。
すると、Stage1~3のメニューが出ますので、Stage 1を選んで決定。
XPのインストーラーの場合、USBメモリから直接読み出されるのでは無く一旦isoファイル全体をメモリに全て読み込んで、そこからインストールする形になるようです。少し時間かかるので待ちます。当然それだけのメモリ容量が必要なので(画面上部のMem項目参照)、それに満たない場合、エラーが出て動作しません。
メモリへ読み込み終了後、XPのインストーラーが立ち上がり、処理後再起動が掛かります。
再起動してUSBメモリからブートし、メニューを進め今度はStage2を選択します。
また再度、メモリへ全て転送するので待ちます。
読み込みが完了すればインストールが続行されます。
インストール終了後2回目の再起動が掛かります。メニューからStage3を選択すると、XPが起動します(マニュアルによると、Stage3に失敗した場合、USBメモリを抜いて再起動)。
Windows Vista/7/8の場合
XPと同じようにStep 2:で、Windows Vista/7/8 Installerを選択し、isoファイルを選択後USBメモリに書き込みます。インストール対象のPCにUSBメモリをセットして、BIOSでUSBメモリからブートするように設定し、起動します。
このようなメニュー画面になるので、Other Operating Systems and Tools->を選択し、
Windows Vista/7/8 Installerを選択。
そのままUSBメモリからファイルが読み込まれインストーラーが起動します。
インストーラーはUSBメモリから読み込みながら処理を進め、再起動します。
マニュアルにもあるのですが、その再起動時にUSBメモリを挿しっぱなしにしておくとエラーが出ます(win7x64で確認)。
挿しっぱなしで再起動した場合、メニューから、Continue to Boot from First HD (default)を選べば、HDDの読み込みに移り、処理は進むのですが、インストールも終盤になってから「このコンピューターのハードウェアで動作するようにwindowsを構成できませんでした」とエラーメッセージが表示され、再起動→インストール出来ませんでした→再起動のループになってしまい、インストールを最初からやり直す羽目になります。
初回の再起動時にはUSBメモリを抜くのを忘れずに。
Ubuntu 日本語 Remix イメージの場合
ubuntuはメニューにあるので選択してisoファイルを設定すれば良いのですが、ファイル名が固定されていて、ダウンロードしたままのファイル名だと読み込みできません(例:ubuntu-ja-13.04-desktop-i386.iso)。Try an Unlisted ISOを使うのかとやってみましたが上手く行かず、結局、単に読み込めるファイル名に変更するだけで良いようです(ubuntu-13.04desktop-i386.iso等)。
BIOSがUSBメモリブートに対応していない場合
こちらのツールを使えば何とかなるかもしれません。